「Hare-Ke」
Mexico/Ethiopia
ハレ=祭り ケ=生活
ハレとケが分断されずに残っている街は
神秘的で、もう戻れない故郷のようでした。
「paddling」
Germany
paddling=ゆったりとオールでこぐ。
ドイツの町をボートでこぐように歩いてみると
人のたまり場がありました。
「Kiitos」
Finland/Norway
「Kiitos!」
ヘルシンキの街中で何度も聞いたこの言葉の意味は、ありがとう、でした。
大自然の旅へと出発する
どこへ向かえばいいのか
分からないけれど
道は一つじゃない
キートス。
「不知」
屋久島
我知らず
「Lights」
Italy
日中、40度。
ローマの石畳に日差しが照りつけ、ヴェネツィアの水路に太陽の光が溶けている。
教会の窓から漏れた光、夏のバカンス。
日没、残光。
煌煌と照らされるサン・マルコ寺院、この地で絵を書き続ける画家。
はて人々は、影に住む心地よさを知っているのでしょうか。
30年以上絵を書き続けている画家。
白の紙に、スイスイと黒い鉛筆で影を描いていきます。
「こんなのただの練習だから」と贈ってくれた試し絵は、この街の匂いがまだ、染み付いています。